「絆・ベルリン」
「絆・ベルリン」の12年
2011年の3月11日の大震災の後、被災地の皆さんに手を差し伸べたかったので、月にNPO「絆・ベルリン」を設立しました。今年の3月11日に12年の歳月が経過します。こういうわけで、ちょっと振り返って見、多彩な支援活動についての概括的な報告を日本語で書きました。
よろしければ、 PDFファイルかパワー・ポイント・ファイル(PPT)をダウンロードしてください。
フランク・ブローゼ 2022年3月21日
2020年の募金キャンペーン
2020年7月には熊本市の洪水災害の犠牲者を対象とした募金キャンペーンを実施し、38,000円を集めました。竹谷氏のFilia GmbHとベルリン独日協会は3回慈善コンサートを開き、85,000円を頂いました。集計は熊本日独協会を経由して「熊本地域支援事務」に寄付し、洪水の被災者を支援しました。
左写真: 八戸和男氏の熊本日独協会会長 (左)と 川田清治氏の熊本日独協会事務局長 (右)
フランク・ブローゼ 2020年8月8日
映画「風の電話」の応援
2019年10月、吉里吉里のそばに浪板地区にある「風の電話」を訪問し、佐々木格さまと話し合うことができました。被災者、亡くなられた方々を忘れないのために、大切なプロジェクトでと思います。
風の電話はガーデンデザイナーの佐々木格 (ささき いたる)さんが海辺の高台にある自宅の庭の隅に白色の電話ボックスを設置したことに始ました。その「ベルガーデン」と言うメモリアルガーデンには祈りの像や鐘も置いています。
「風の電話」と呼ばれる電話ボックス内には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話あります。置かれておりノートが1冊もあります。これでは来訪者は電話で亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを記載したりできます。
佐々木さんは「被災地では忘れさられるべきではない多くの被災者の生活があることを忘れずにいたいです。忘れて欲しくない」という想いを、風の電話と同様に言葉を口にする、歌を口ずさむということにより心の負担を軽くし、一日も早く被災者が日常生活を取り戻せるよう願いを込められた。」と言いました。
2019年には、諏訪敦彦の監督のもとに大槌町の「風の電話」を題材にした映画が制作されました。
「傷ついた魂の救済」を描こうとするこの映画は、我々日本人が忘れかけている何かを思い出させるきっかけになるはずです。 「風の電話」は犠牲者の家族や友人知人の悲しみを慰めて、津波災害で残された方々を助けてきました。2011年に被害を受けた地域の小さな町での無料上映を可能にするため、2019年にはクラウドファンディングが行われ、「絆ベルリン」も36,000円の寄付で参加しました。
同映画はベルリン国際映画祭2020年において国際初上映され、「名誉ある佳作賞」を受けました。
フランク・ブローゼ 2020年3月1日
「第9回ボランティア活動」
ベルリンに住んでいる絆・メンバーは2019年10月に再び東北へ行き、大船渡と陸前高田、釜石市鵜住居町、大槌市吉里吉里を訪問しました。被災地に住んでいる人々と話し、現地プロジェクトを援助しました。
例えば、NPO「大船渡コロリン」の活動を支援するために同NPO に60,000円の寄付を手渡しました。「大船渡コロリン」は、さまざまな社会活動を通じて2011年の東日本大震災で被災した地域の復興に貢献し、大成功を収めています。
東日本大震災津波伝承館(愛称:いわてTSUNAMIメモリアル)、陸前高田
釜石所りのパークと インフォメーション・センター、鵜住居
別の焦点は、今までに色々なところに建設しました東日本大震災の記念地を訪問しました。大震災を忘れないということは被災者、亡くなられた方々を忘れないという意味でもあります。しかし、その施設は記念地ばかりでなく「災害学習施設」もなので、大切だと思います。
残念ながら、雨台風19番~21番のためにいくつかの予定されたボランチア活動が行なわれることができませんでしたが、我々が日本からベルリンに無事に帰りました。10月23日に、東海新報は絆・ベルリンの活動に関する記事記事を掲載しました。
フランク・ブローゼ 2020年1月12日
東日本大震災から8年、被災地の現状報告
2011年3月11日の東日本大震災から8年たちました。ドイツ人に報告するために、被災地に住んでいる人々と話し、現状を記録することは心からの欲求でした。そんな訳で 、絆・メンバーは先年11月に7度目にまた東北へ行きました。陸前高田と大船渡、釜石、大槌、宮古などを訪問しました。
私たちは復興の進歩に深い感銘受けました。
ベルリンへ帰ったから、 –> 復興レポルトを書きました。今までドイツ語でのレポルトだけです。そして、2019年4月9日に、ベルリン・日独センターで講演《東日本大震災から8年、被災地の現状報告》をしました。
2019年4月6日 フランク・ブローゼ
西日本豪雨災害 - グランドピアノを倉敷市の真壁東中学校に渡しました
岡山県の倉敷市では、2018年11月9日に「ベルリン独日協会」の竹谷宗久副会長が7千ユーロ(同90万円)の寄付金を大雨に被災した高校に渡しました。
寄付金は「ベルリン・独日協会」と「絆・ベルリン」と「クラシックを聴こう」 という日本国内のクラシック音楽愛好家団体からの集まりました。竹谷宗久様はいろいろなチャリティーコンサートを行いました。独日協会と絆・ベルリンが寄付を募集し、義援金専用口座も設けて援助を求めました。
2019年3月13日に、その寄付金から買ったグランドピアノを真備中学校 に渡しました。真備中学校 (同市真備町辻田)では校舎と共に多くの教材と備品が浸水被害を受けた。
フランク・ブローゼ 2019年3月31日
西日本豪雨災害 - 現在の事態とベルリンからの支援活動
今までは西日本豪雨による死者が14府県で220人となっています。このほか行方不明者は3府県で11人です(8月4日)。そして、豪雨からの1ヶ月後、避難者がいまだに4000人以上避難生活を続けています(最大は4万人以上でした)。
特に、岡山県と広島県と愛媛県が豪雨に見舞われました。豪雨に伴う土砂災害が1518件起きました。土砂災害による死者数は、全体の半数近く(99人)を占めています。そして、豪雨が557か所で河川 による浸水を引き起こしました。
建物被害の程度も多いです。全部で、住宅被害は約5万棟でした。仮設住宅の建設も始まったが、交通網が被害を被りたので、復興には息の長い支援が求められます。
被害の程度は未詳です。農林水産省によると西日本豪雨に伴う農林水産関係の被害、だけでもすでに約2500億円に拡大したそうです。
絆・ベルリンは7月10日に募金運動を始めました。 集まった寄付金でプロジェクトを二つ経済的に援助するつもりです。一つには現地での支援活動を援助しいます。
* 現地での支援活動のために、「絆・ベルリン」の日本のパートナー「遠野まごころネット(TMN)」が岡山県に行き、現地で活動をはじめました。その支援活動を援助するために先週にTMNに振替で第一の寄付金を送りました。 寄付金は1100ユーロ(約14万円)でした。
* もう一つには「クラきこ・プロジェクト」という「西日本豪雨で被災した学校へ楽器を寄付するプロジェクト」を財政援助します。その中期間の支援活動は協同プロジェクトです。ベルリン独日協会及び「クラシックを聴こう!」というFB・グルッペ の活動で集められた寄付と合わせ、被災した学校への楽器寄贈プロジェクトを支援致します。ベルリンではベルリン独日協会副会長の竹谷さんが「クラきこ・プロジェクト」ためのイニシアチブを取り、今までそれのためのチャリティ・ホームコンサートを4つ催しました。
フランク・ブローゼ 2018年8月9日
2018年の定款変更による「絆・ベルリン e. V.」の活動地域の拡大
絆・ベルリン 2018年7月16日
絆・ベルリンの第回5「翼・プロジェクト」
絆・ベルリンの第5回「翼・プロジェクト」の枠内で 、7月25日から8月2日まで岩手県から6名の高校生(女子3名と男子3名)が今年も招待されてベルリンを訪れました。そしてホームステイをして、タイトなスケジュールにそって大変充実した1週間を過ごしました。色々な活動をしました。8月3日に、高校生が無事に東北に着きました。 成功だったと思います。
その間に、報告を書き、アップロードしました。 ドイツ語で書かれた報告ですが、多くの写真を入れました。よろしかったら、見てください。私にもっと暇ができたら、その報告を日本語に翻訳するつもりです。
今まで、日本語での書いた新聞記事しかありません。「Doitsu News Digest」の中村真人さんが記事を発表します。
フランク・ブローゼ 2017年9月5日
絆・ベルリンの第4回「翼・プロジェクト」
8月2日から10日まで岩手県から6名の高校生(女子5名と男子1名)が今年も招待されてベルリンを訪れました。そしてホームステイをして、タイトなスケジュールにそって大変充実した1週間を過ごしました。翼・プログラムの枠内で、色々な活動をしました。
成功だったと思います。それについて、そのうちに書くつもりです。8月11日に、高校生が無事に東北に着きました。
詳しくは日本語報告をアップロードしましたので、お読み頂ければ幸いです。 ドイツ語報告 もございます。
フランク・ブローゼ 2016年9月11日
「第7回ボランティア活動」
ベルリンと日本に住んでいる絆・メンバーは5月に再び東北へ行きました。一つの理由はTMNと一緒に「翼・プロジェクト」の面接を行いました。夏にベルリンに来てくれる高校生を選べました。前日は遠野地域でボランティア活動もしました。
更に、東日本大震災から5年を経て、被災地に住んでいる人々と話し、現状を記録することは心からの欲求でした。TMNのご案内で大槌と陸前高田、釜石を訪問しました。大槌の後背地で「神の森」と言うドロノキ植樹も、陸前高田上長部で「ベルリン・ハウス」と「リンゴのオーチャード」を見に行きました。
左の写真: 陸前高田市、新しい防災ダ; 右の写真: 大槌市、盛り土って地面
そして、大船渡の長洞・仮設住宅を訪問しました。次は仙台を経て、福島県の相馬市に行きました。市役所で相馬の市長にベルリンの市長からのメッ セージを渡しました。
福島第一原発の避難地帯も相馬市の所員と一緒に車で通り過ぎりました。福島第一原発に1500メートルまで近寄ることができました。
今年は2011年から6回目に東北への旅行でした。被災地に住んでいる人々と緊密な連絡をまた保っているからです。 5月31日にベルリンへ帰りました。ちかぢか、ドイツ人に東北の現状について報告することが予定しています。それで、復興レポルトを書くつもりです。
2016年6月6日 フランク・ブローゼ
「福島県相馬子供オーケストラ」のコンサート
東日本大震災および福島第一原発事故から5年を経ては、「福島県相馬子供オーケストラ」がベルリンを訪問しました。本オーケストラの母体となるエルシステマ・ジャパンは2012年9月にベルリン・フィルで開催されたIPPNW「International Physicians for the Prevention of Nuclear War (核戦争防止国際医師会議 会員)」のチャリティーコンサートの収益金を基に、被災地の子ど もたちに音楽を通じて未来と希望を与える目的で設立されました。
3月10日に、相馬子どもオーケストラはフィルハーモニー管弦楽団と一緒に素晴らしいコンサートを催しました。相馬子どもオーケストラの楽員は7歳から18歳までです。彼らは今から3年前に、音楽を始めました。運命交響というベートーベンの交響曲第5番を開きました。
3月11日に、ベルリン日独センターでは子供オーケストラが二つ目のコンサートを催しました。本当にすばらしいコンサートでした!年のわりを考慮して、手先の器用さに最高の要求を課せられる楽曲でした。コンサートの後、IPPWのハウバーさんが相馬子供オーケストラのメンバーに詠嘆し、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のCDをプレゼントしました。
震災により家が流され被災施設での生活を余儀なくされてしまった子、仲の良かった友達と離 れ離れになり悲しい思いをした子、様々な辛い体験をした子ども達ですが、オーケストラ仲間と共に音楽を奏でることで再び未来への希望をもち前進していま す。
今回の演奏会は、ドイツからの支援に感謝することで日独友好の念を深めるだけでなく、被災地の未来を担う次世代が、より広い世界を体験する良い機会に もなると考えます。コンサートにはベルリン・フィルのプロの音楽家が特別出演し、その収益金はオーケストラの母体であるエルシステマ・ジャパンに寄付され ます。
3月13日に、相馬子供オーケストラが最後のコンサートをライプチヒで催しました。子供だちが聖トーマス教会の中にあるバッハの墓の前にバッハのブランデンブルグ協奏曲3番などを催します。それは子ども達の夢でした。 ライプチヒへの日帰り旅行について、「絆・ベルリン」は経済的に援助をしました。そして、絆・ベルリンのメンバーが子供をバスでライプチヒへ送りました。
コンサートの前に、子供オーケストラがトーマス教会で試演しながら、副市長相馬市の福市長とオーケストラの代表理事が教会の隣にあるバッハ・博物館でスピーチをしました。
福島第一から45キロ離れた相馬市は、東日本大震災による津波で大きな被害を受けました。海岸では津波の高さは9メートル以上でした。海岸から4キロ内陸まで津波は氾濫しました。
津波で、448人が亡くなりました。さらに11人が今まで行方不明です。1038戸の住宅は全壊し、2392戸の住宅は半壊または一部損壊していました。海岸に沿って走った鉄道路線も津波で流失しました。2011年には、4545人が仮設住宅に住みなければなりませんでした。幸いにも、仮設住宅に住んでいる人の人数が現在まで約400人に減少しました。子供オーケストラ・メンバー中に、15家族の住宅が全滅していました。
15時に、コンサートが聖トーマス教会の内陣にあるバッハの墓の前に催し始めました。バッハの墓の前にコンサートを演奏することが子供たちの夢です。教会の入りがよかったです。聴衆はかたずをのんでいたので、子ども達に拍手で迎えました。
バッハのブランデンブルク協奏曲第3番などを催しています。最後はモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」ニ長調(オーケストラバージョン)でした。 聴衆は深い感銘でした。だから、福島県相馬子供オーケストラが大喝采を博しました。
コンサート後で、1時間の市内観光に行きました。オーケストラは4つの班に分けました。ライプチヒ・独日協会のメンバーは子供と私たちとの案内をしてくれました。旧市街とオペラとゲヴァントハウスなどを見にいきました。 終わりに、バスでベルリンは帰りました。20時に明るい気分で着きました。
友情を深めたいので、次回は相馬市を訪ねたいと思います。
「絆・ベルリン」 フランク・ブローゼ 3月21日
3月11日東北大震災追悼・黙祷
5周年を迎える東日本3重の災害を偲んで、20人以上が在ドイツ日本大使館の前に集まり、14時46分に黙祷を行いました。 黙祷前に絆・ベルリンのメンバーがスピーチをしました。亡き人々をしのび、早く復興を祈りました。 黙祷の後、日本人のお坊さんの星覚さんが読経します。追悼の般若心経と消災妙吉祥陀羅尼を挙げ、祈りを世界に巡らせる「回向」を唱えました。
「絆・ベルリン」 フランク・ブローゼ 3月11日
第3回「翼」
7月29日から8月6日まで岩手県から6名の高校生(女子4名と男子2名)が今年も招待されてベルリンを訪れました。そしてホームステイをして、タイトなスケジュールにそって大変充実した1週間を過ごしました。週末の金曜の晩から日曜の昼まで若者センターでワークキャンプを行い、ドイツ人の若者たちと日本語で災害防護や脱原発と再生可能エネルギーについて熱心に議論をしました。5日のお別れパーティではヘルタの日本人選手の細貝さんと原口元気さんも駆けつけてくれて、大変盛り上がりました。翌朝のテーゲル空港のお別れは涙がたくさん流れました。たくさんの方々のサポートのおかげで無事に帰国しました。特に飛行機代を負担して頂いたボッシュ財団には厚くお礼を申し上げます。
「絆・ベルリン」 2015年8月10日
「第6回ボランティア活動」
5月12日から5月22日まで15名のドイツ人メンバーが遠野市を中心にホームステイをして、様々なボランティア活動を行いました。個人、あるいはペアでホースをしながら、ホストの家族のみなさんと作業をするのは初めての試みでしたが、双方大変満足の行く結果で終わりました。ホームステイその他を手配して頂いた「遠野まごころネット」に心から感謝します。
「絆・ベルリン」 2015年5月31日
「3月11日東北大震災追悼・黙祷」
4周年を迎える東日本大震災を偲んで、2015年3月11日14時46分に日本大使館前で黙祷を行います。
集合時間:14時、ヒロシマ通り10( Hiroshimastr.10)ベルリン 10785
多くの賛同者の皆様とともに黙祷を捧げられますよう心よりお待ち申し上げます。
2015年3月1日 フランク・ブローゼ
「福島訪問と再生可能エネルギーの旅」
10月から11月の初めにかけてドイツからのBUND代表と福島を訪問し、被災した方々と話をしました。さらに東京では衆議院会館で菅直人氏と会談をし、原子力エネルギーと再生可能エネルギーについて院内集会をしました。10月末から11月初頭には東北で市民によるバイオマス発電ワークショップを開催しました。11月半ばから1週間日本からの再生可能エネルギー関係の団体に同行し、シェーナウを訪問しました。報告はこちらをご覧下さい。
2014年11月25日 福澤啓臣
第2回「翼」
今年の夏に岩手県から6名の高校生が我々の招待によりベルリンを訪れました。彼女たち(4名女子生徒と2名の男子生徒)は7月30日から8月7日まで滞在しました。ベルリンの若者と隊の交流、歴史的名所訪問、エコロジー関係見学など盛り沢山のプログラムを終了しました。このプロジェクトは日本のパートナーである「遠野まごころネット」とロベルト・ボッシュ財団の助成金によって行われました。報告はこちらをご覧下さい。
http://tonomagokoro.net/archives/52667
2014年7月24日 「絆・ベルリン」
第5回「絆・ベルリン」ボランティア活動につての詳細な報告
2014年4月の活動に関する報告をお読み頂ければ幸いです。副団長フランク・ブローゼによる日本語の詳細な報告報告です。(フランク・ブローゼ)
2014年5月15日 「絆・ベルリン」
第5次ボランティア活動終了
私たちは2014年4月20日にドイツを出発し、21日に岩手県大船渡市に入りました。陸前高田市の上長部のベルリン・ハウスでコンサートをし、地元の皆さんのおもてなしを受けました。昨年我々が再度植えたリンゴの木は順調に育っていました。陸前高田市では10メートルのかさ上げのために山から長大なベルトコンベアーで気仙川を越えて盛り土を運んでいました。私たちは「カモメネット」の要請で花壇作りなどの作業をしました。宿泊は事情があって、26日から福祉の里センターを引き払い、長泂仮設住宅に移りました。そのため、仮設住宅の皆さんとの交流を深めることができました。さらに29日には第2次「翼」のために面接による最終選考をして,6名の高校生をベルリンに招待しました。彼女たち(4名女生徒と2名の男子)は7月30日から8月7日まで滞在します。
5月1日にお世話になった方々、交流のあった方々と長泂仮設住宅公民館で涙のお別れ会をしました。5月2日気仙沼の「海洋館」に寄り、懸案の防潮堤の事をお聞きしました。まだ決まっていないそうですが,隣りの小泉地区では15メートルで合意したそうです。5月3日には福島県浪江町の「希望の牧場」に吉沢代表を訪ね、近況を報告してもらいました。3から4mSv/時という高い線量の中で生活していらっしゃるにも拘らず、とてもお元気そうでした。牛たちも同じように元気そうでした。詳しい報告(個人的ですが)をアップしましたので、お読み頂ければ幸いです。(福澤記)
2014年5月15日 「絆・ベルリン」
第5次ボランティア活動(予定)
日時:2014年4月20日か21日ドイツ出発
滞在:4月21日か22日より31日まで東北滞在
防潮堤のための植林を含めた復興支援を予定しています。3月現在の予定表。具体的な活動内容については現地の復興支援機関と連絡をとり合った上で決めます。
2014年元旦 「絆・ベルリン」
三陸の子どもたちに「絆・ベルリン」友の会からクリスマス・プレゼントが送られる
これらのプレゼントは友の会のみなさんの手作りで、大船渡市の長泂仮設住宅の子どもたちなどにベルリンから航空便で直接送られました。そして、23日にお母さんたちから手渡されます。プレゼントの中にはヘルタ・ベルリンで活躍している細貝選手やポツダムの永里さん選手などのサイン入り写真も入っています。
2013年のクリスマスプレゼントの報告を見てください。
2013年12月
岩手県高校生の皆さんからの報告(ビデオ報告も)
ベルリンでの毎日を楽しみ、また有意義に過ごしたこと、そしてこれらを将来の人生及び地域の復興に役立てたいと書かれています。日本語とドイツ語がございますので、ぜひお読みください。さらに我々のパートナーの「遠野まごころネット」のHPで写真付き報告および高校生の生の声が聞けるビデオ報告がご覧になれます。
2013年11月
「翼」(岩手県高校生招待)
5人の高校生は8月5日から14日までのベルリン滞在を終えて、無事に岩手県に帰りました。カニジウス高校の生徒のホームステイ、歴史的名所やカニジウス高校での授業参加、さらにベルリン・ターフェルでの実習見学、ベルリン日本語補習授業校訪問、8日から10日までのワークキャンプ、ベルリン・マウアーパークやイーストサイドギャラリー見学、ポツダム、ベルリン自由大学訪問その他のプログラムを実施しました。Frank Broseの日本語報告をお読み頂ければ幸いです。ドイツ語報告もございます。
「絆・ベルリン」 2013年9月
第4次ボランティア活動終了
5月19日に「絆・ベルリン」の第4次ボランティア活動を無事終了しました。側溝の泥上げ,畑の小石拾い、田植え、演奏会、住民の方々との交流、漁港の見学、「翼」応募者の面接など盛り沢山の内容でした。参加者は充実した日々を過ごしたとの感想をもらしていました。活動報告をお読み頂ければ幸いです。ドイツ語報告もございます。
副団長フランク・ブローゼによる日本語の報告の第一部(上長部や、越喜来、大槌)と報告の第二部 (気仙沼や陸前高田、大船渡など)です。新聞報道もご覧下さい。
「絆・ベルリン」 6月10日
「翼」(高校生招待)
「絆・ベルリン」は8月に岩手県から5人の高校生をベルリンに招待します。被災地を離れて、ドイツ社会を体験し、同世代の若者と1週間過ごし、異文化経験をすることによって、将来の地域復興・活性化に役立たせてほしいと願うからです。滞在予定表。
「絆・ベルリン」 2013年5月6日
第4次ボランティア活動
日時:5月8日ドイツ出発
滞在:5月10日より19日まで東北滞在
詳しくは第4次ボランティア活動欄をご覧下さい。
「絆・ベルリン」
絆・ベルリン」についての講演:
ニュルンベルクにて
北バイエルン独日協会(野崎会長)の招待により「絆・ベルリン」のブリギッテ・ブローゼ、フランク・ブローゼ、福澤啓臣の3名が4月23日に「絆・ベルリン」の活動についてニュルンベルクにて講演をしました。その前々日の21日には同協会のメンバーの支援のもとフュルトの櫻祭りの大掛かりなバザーに参加しました。お陰様でたくさんの売り上げ及び義援金を頂くことができました。この場をお借りてお礼を申し上げます。
「絆・ベルリン」
「友好の架け橋」3・11大震災復興祈念コンサート・バザー・活動報告
3月10日の復興祈念式は皆様のご支援のもと大変な盛会でした。中根大使からは心打たれるスピーチを頂きました。コンサートも素晴らしく、さらにバザーの売り上げも期待を上回る額になりました。サウンドグループ「五大」、数馬・グレンさんの飛び入りのパフォーマンス、独日協会の合唱と素晴らしい祈念の日を過ごすことができました。皆様のご支援に感謝いたします。
「絆・ベルリン」
2011年3月11日の大震災から2年経過し、復興活動が進んでいます。ですが、まだ30万人越える方々が仮設住居で生活し、またフクシマの放射能のために11万人が避難生活を余儀なくされています。被災地の人々を思い、支援活動を振り返り、これからも支援をしていこうという意思表示のためのチャリティの集いを主催します。そして、集まった浄財は被災地の子供ために使います。ぜひともおいで下さい。
日時:3月10日
場所:Ev. Philipp Melanchthon Kirche, Karnoldstr. 16, 12051 Berlin (U8 Hermannstr.)
プログラム:
11:45 開場
12:00 教会聖堂にて:挨拶および黙祷
12:15 演奏(Quratett Berlin-Tokyo) 「死と乙女」
「絆・ベルリン」活動報告
15:00 教会集会場にて:バザー、音楽(グループ「五大」)、活動報告写真など
18:00 閉会
主催:「絆・ベルリン」+友の会
3・11大震災復興祈念の集い
東日本大震災から2年目を向かえた現在の被災地の復興状況、および復興支援プロジェクトを報告し、今後の復興支援の促進をはかるとともに、日本の現況についての理解を深める。
日時:3月11日
場所:JDZB (日独センター), Saargemünderstr. 2, 10345 Berlin
プログラム:
18:00 開場
18:30 挨拶(中根大使)および黙祷
18:45 講演「3・11大震災復興の現状」坂口進一 復興庁参事官
20:00 活動報告:独日協会、「絆・ベルリン」
21:00 閉会
東北大地震被災地への第3次ボランティア
第3次ボランティア活動を2012年10月9日から20日まで行いました。今回はドイツ及び日本から延べ25人が参加、大船渡を中心にして陸前高田、気仙沼、大槌町で植樹、海岸の掃除、側溝の泥上げ、仮設住宅の皆さんとの交流、学校訪問などバラエティーに富んだ活動をしました。詳しくは報告をお読み下さい。また陸前高田市の長部にてのリンゴ植樹の報告も合わせてお読み頂ければ幸いです。
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いきさつ
2011年3月11日の巨大地震と大津波による被害に加えて福島原発の冷却装置が作動しなくなり、日本だけではなく世界の人々の注目を集めるに至りました。ドイツでも多くのドイツ国民、特に日本に親近感を抱くドイツ人はいたく心を痛め、何らかの形で被害者の皆様に助けの手を差し出したいと考え、行動しました。現地に行って、具体的に手助けしたい、あるいは気持ちを伝えたいという人たちが集まり、8月に「絆・ベルリン」という公益登録団体(NPO)を設立しました。その結果、ありがたいことに個人の皆さん,企業の方からたくさんの寄付金を頂きました。その浄財を私たちは渡航費並びに滞在費に使わせて頂き、9月13日から30日の間に16人の仲間が東北の遠野市、陸前高田市、釜石市、大槌町、大船渡市で2週間のボランティア活動を行いました。瓦礫処理、側溝のヘドロ上げ、宅地や畑の小石拾いなどの作業をしました。その際に千葉県市川市の友人たち(絆・市川)に有形無形のサポートを受けました。その報告を日本語及びドイツ語で発表しましたので,お読み頂ければ幸いです。
2012年もボランティア活動を続けています。まず4月初めに第二次ボランティア活動として12人で10日間岩手県大船渡市に行き、復興支援をしました。「絆・市川」からは5人参加。具体的な復興作業に加えて、仮設住宅にお住まいの方々とも交流をしました。その際かえってこちらの方が生きる元気を頂く出会いもあり、大変有意義な滞在になりました。さらに「絆・ベルリン」が仲介(ドイツ人建築家の紹介も含む)し、ドイツからの寄付金で陸前高田市上長部に建てられるコミュニティーセンター(以下CC)の地鎮祭にも参加しました。その報告もあわせてお読み頂ければ幸いです。
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これからも
東日本大震災の復興はまだ緒に就いたばかりといっても過言ではありません。これからも息の長い支援活動を続けていきたいと考えています。支援のアイディアがございましたら、ぜひお寄せください。また皆様のご支援が引き続いて頂けましたら、幸いです。
「絆・ベルリン」
責任者:福沢啓臣 (Dr. Hiroomi Fukuzawa) と フランク・ブローゼ (Dr. Frank Brose)
連絡先
住所: „Kizuna in Berlin e.V.“, Stanzer Zeile 25, 12209 Berlin, Germany
E-Mail: kizuna.projekt@googlemail.com 電話: 0049-30-78705517、
寄付行為
なお「絆・ベルリン」は2011年9月以来ドイツの法律で認められた公益法人(日本のNPOに相当)です。そのためドイツ国内おける寄付行為につきましては免税措置がございますが、日本におきましては認められておりません。ご了承頂ければ幸いです。それにもかかわらずお寄付を下さるという方のために振込先をお知らせします。
振込先:
“Kizuna in Berlin e.V.”
口座番号: 66681100
銀行: 10010010 (Postbank)
IBAN: DE09 1001 0010 0066 6811 00
BIC: PBNKDEFF
チャリティー・バザー
2011年3月11日に行われた大震災によって被災した子どもたちのためのチャリティー・バザーは大成功裏に終了しました。ご協力頂いた皆様に心からお礼を申し上げます。
場所:Freie evangelische Gemeinde Berlin-Tempelhof
Wenckebachstr.5, 12099 Berlin
時間:12月1日(土)12時より17時まで
「絆・ベルリン」友の会